多様な働き方が受け入れられる時代へー短時間社員への登用事例ー
今回、弊社でとても嬉しいニュースがありました。
建築系企業で設計アシスタントとして、パート派遣で働いていただいていた方が週30時間未満の短時間社員として登用されることになりました。
関東圏では、以前から短時間社員の求人がありましたが、名古屋では短時間社員での採用というとハードルが高いものでした。
この事例が前例となり、他の企業にも広がっていくと本当に素晴らしいことですよね。
ところで少し前のお話に戻ります。新型コロナウイルスがまだ流行する前、令和元年度の厚生省労働経済白書の分析によれば、その当時は人手不足において約7割の企業が会社経営に影響があると答えており、また約8割の企業が職場環境に影響が出ると答えていました。
つまり人手不足のために新規受注や技術力の継承が難しくなってきていて、残業時間が増加したり休みがとりにくい環境になっているという分析がされていたのですね。
国としてこの問題を解決するべく、「働きがい/働きやすさ」について企業や働く人達で考えていきましょうという提言をしており、その具体的な案として労働時間の短縮や働き方の柔軟化を挙げてきていたのです。
ところが現在、新型コロナウイルスの流行による未曽有の事態により経済状況が急激に悪化したため、人手不足から一転して人余りの状態になってしまっています。
低水準だった完全失業率は高い水準になっており、そもそも職探しをあきらめた人もいるため実際はもっと高い失業率ではないかと言われています。
特に短時間で働きたい子育て世代の女性にとっては厳しい状況となってきているのです。
近頃ようやく日本でも新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりましたね。
広くワクチンの接種が行われるようになれば、景気の回復が見込まれ再び人手不足に転じることが予想されます。
コロナという出来事がきっかけの一つとなり、企業はこれまで先延ばしにして来た課題に直面せざるを得なくなったと言えるのではないでしょうか?
人手不足の解消、優秀な人材の確保、女性の活躍推進、働き方改革、SDGsへの取り組みなど、多様性を受け入れられない企業は衰退していくのかもしれません。
弊社は名古屋でいち早くパート派遣に取り組み、これまで多くの短時間で働きたい優秀な女性と、生産性をあげたい企業との橋渡しをしてきました。
ここ数年は女性たちの仕事に対する意欲が向上してきており、短時間で社員として自分の力を発揮したいと考える女性が増えてきています。
一方で、企業側では短時間社員を受け入れるという前例がなかったり、就業規則などのルール整備との兼合いもあり、提案が難しい状況が続いていました。
そんな中、冒頭でお伝えした通り、弊社からパート派遣として働いていた女性の能力が認められ、週4日(週30時間未満)の短時間社員としての登用が決定したのです。もちろん社員ですのでボーナス等の諸手当も該当ありの条件となります。
建築業界という長時間労働になりがちな業界で、設計アシスタントとして働いていた女性が、子育てとの両立を理由に柔軟な働き方を受け入れられたことは、小さな一歩のようで本当に大きな一歩です。
経営者の方の社員が働きやすい環境への思い、業界が変化するべきタイミングであるという先見性によって、今回の短時間社員登用につながりました。
そして、彼女が自身の経験を活かし、コミュニケーション能力を発揮し、短い時間でもやりがいを感じながら働くことで、生産性をあげて企業になくてはならない人材になったことも大きな理由です。
本当におめでとうございます!そして、心より感謝申し上げます。
すでに関東圏では短時間社員求人があり、子育て世代や介護で時間の制約のある優秀な人材の確保の手段となっています。
新型コロナウイルスが収束した後、短時間社員での優秀な人材を提案するために、弊社はこれまで同様に粘り強く企業への働きかけを続けていきます。
そして、これから短時間社員での就労を希望している方にお伝えしたいことは、ぜひご自身のキャリアの棚卸を行っていただきたいです。
短時間社員となると、その期待に答えらえるかどうか、不安になるかもしれません。
期待に答え、働きがいを得るためにも、ご自身のキャリアを整理し、必要であれば学びなおしをしてスキルを磨いていきましょう。
パート派遣として働くことを助走期間と捉えてもらうこともひとつの案です。(※)
今すぐ働けないけど、いつかはとお考えの方もスタッフ仮登録からお問い合わせください。
ぜひお待ちしております。
※短時間社員登用を保証するものではありません。
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