「働かないも罪悪感、仕事を始めるも罪悪感」

子育てに専念していた主婦の方が仕事を探すうえで、ネックになる子供の夏休みなどの長期休暇。

弊社にご登録いただく方で、この問題に頭を悩ませている方はとても多いのです。

今回、夏休み前に弊社からご紹介のお仕事を始められたMさんに、インタビューさせていただきました。

大切にしている価値観、仕事への思い、家庭との両立、夏休みを前に仕事を始めたことについて

伺っていますので、ぜひ最後までお読みください。

学生時代の経験が仕事に活かされ信頼に

 

国立大学を卒業されて、大手語学スクールでマネージャーとして活躍されたMさん。

大学生時代は心理学を勉強され、どこかで行き詰まった子供たちに寄り添うボランティアや

旅行会社のアルバイトを経験。

関わる人の笑顔を願う誠実なMさんの仕事ぶりで、語学スクールでも高い信頼を寄せられる存在に。

遠距離でお付き合いされていたご主人との結婚のために退職することになった時は、盛大なお別れ会を

生徒さんが企画してくれたそうです。

「やってきたことには意味がある、辛いこともありましたが、終わりがよかったらすべてよしですね。」

とＭさんは話してくれました。

結婚、そして出産・育児、海外赴任帯同で専業主婦に

 

結婚後、司法書士のお仕事に興味を持たれたＭさんは、司法書士事務所で働き始めます。

相続や債務整理などの手続きをしたい方をサポートするのがお仕事であり、とても繊細で難しい

書類を作成する必要があります。

その細やかな仕事に没頭することが、Ｍさんにとってやりがいになりました。

しかし、まもなく第一子を妊娠。育児に専念することになりました。

２人のお子さんの育児と、ご主人の海外赴任の帯同のために10年間お仕事から遠ざかっていました。

海外赴任から帰国後、お子さんが小学校にあがるタイミングで仕事をしたいと思うようになったと言います。

「ちょっとずつ子供の手が離れてきて、外に出たいなと思うようになりました」

仕事がしたいけど、夏休みがネック

しかし、子供と過ごす時間や習い事の送迎など家庭としっかり両立できる仕事がしたい。

そこで、どうしてもネックとなるのは夏休みの子供の預け先。

弊社の司法書士事務所の求人にエントリー、実際にお仕事を始めていただいたのは、夏休みの2週間前。

その時の心境をお話しいただきました。

「下の子は小学校低学年で、夏休みの預け先がなくて悩みましたが、やってみるしかないと思いました。

長期休みの問題はこの後も数年はずっとネックになり続けて、毎回悩むことになるのだろうし。

週3日で9時～15時の契約でしたので、お昼の用意だけしておけば、上の子と協力してなんとかなりそうだと

思いました。」

「でも、やっぱり始める前は家族を犠牲にしているような罪悪感がありました。

夫も長期出張中でしたから、自分が働きに出ることでコロナにかかってしまったら、誰が子供の面倒を

見るのだろう？といろいろ考えて、頭でっかっちになってしまいました。そんな時にグローバル・スタッフ

さんに相談したら、みんな悩むことは一緒、なんとかなりますよ！とそっと背中を押してくださったのです。」

ママが働くことで子供も成長した

 

実際に始めてみると、平日働いているお母さんは多くて、一緒に過ごす友達も多かったため、お子さんが

淋しい思いをすることはありませんでした。

そして、もうひとつＭさんが働いてみてよかったと思うことがありました。

「パパだけが働くおうちから、パパもママも働くおうちになった」と、上のお子さんがママを応援して

くれたのです。ママが朝ビシッとして仕事に行くようになって、上のお子さんはそれがうれしくて、

晩御飯の準備も積極的にしてくれるようになりました。

2人のお子さんの成長を感じることができたのは、思い切って仕事を始めたからこそですね。

 

ご自身の変化について

お子さんの成長を感じられ、とても愛しそうにお話をされるMさんにご自身の気持ちの変化に

ついて伺いました。

「女性は家を守るものという考えがどこかにあって、働かないも罪悪感、仕事を始めるのも罪悪感、

何をやっても何かを犠牲にしている気持ちでした。

全部がその状態だったのが、グローバル・スタッフさんからご紹介いただいた仕事を始めてから、

解決しました。家庭とのバランスもとれ、仕事のやりがいも感じられています。」

これからチャレンジしたいことについて伺ったところ、

 

働くことで時間が限られているからこそ、その時間をどう有意義に過ごすのかを考えるようになったので、

自分自身を高めるようなことを見つけたいそうです。

そして、コロナが落ち着いたら、大好きな海外旅行に家族と行きたい！とうれしそうな笑顔を見せて

くださいました。

子育ての経験は仕事にも活かされる

 

限られた時間でお仕事する中で、何か工夫していることはありますか？という質問に、子育てで培った

タイムマネジメントのスキルが活かされているというお話しをしてくださいました。

また、常に自分の中で目標を設定して業務にあたっていることをお伺いし、語学スクールでのご経験も

存分に活かされていらっしゃると感じました。

ご自身の経験を言語化することで、すばらしいスキルが見えてくることがあります。

グローバル・スタッフを利用してみて

 

家事・育児・介護との両立が叶う働き方を提案している弊社のホームページにとても共感していただきました。

 

お仕事が決まって、その後のフォローなどについてもとても満足していただいているとのこと。

 

派遣先の事務所の方からも、Mさんの丁寧な仕事ぶりはとても評判がよくて、よいご縁をおつなぎできた

ことを弊社社員一同、心からうれしく思っております。

弊社の使命は、子育てや介護など、時間が制限される中での働き方に悩んでいる方のお仕事探しを

お手伝いすることです、

 

気になるお仕事がありましたら、ぜひエントリーしていただき、お話を伺わせてください。

心よりお待ちしております。

 

（聞き手 ：キャリアコンサルタント 川崎亜矢子）